私は1961年に生まれ、戦後、豊かさを求め懸命に這い上がった父の世代の背中を見て育ちました。がむしゃらに働くその姿に、どこか斜に構えながらも、私たち「新人類」といわれた世代は"効率"や"成長"に価値を置き、疑うことなくひたすら経済成長という幻想に向けて走り続けました。バブルの熱狂と崩壊、リーマンショック、大きな震災、目まぐるしいITのそして生成AIの波、いつのまにか亜熱帯地方になってしまった東京、そう地球規模の気候変動──。

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そんな時代に揉まれながら、いつしか気がついたら若者たちが夢を語らない社会になっている。そしていつのまにかシニア世代になってしまった私たち世代もまた、いきなり今からは人生100年ですと言われても「この先、どう生きればいいのか・・」と数歩先の道すら見失いつつあると感じています。

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「60歳が仕事のゴールで、あとは悠々自適の年金生活」とあたりまえのように言われていた。それを本気で信じていたわけじゃないけど、現実にはお金の面でも健康の面でも不安だらけで、さらに何十年もの時間が横たわっている。何を頼りに、どう働き、どう働かなくてよくて、どのようにLIFEを再構築すればいいのか──。

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そんな戸惑いと不安の中にあるシニア世代にむけて、私はキャリアコンサルタントとして伴走して、少しでも考えを整理して、悩みを小さくしてもらいたい。大切な価値をもう一度見つけ、失った自信を取り戻し、今度は自分の意志で自由に社会とつながっていけるような「第二の人生のスタート」のための手助けをしたい。

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働くこと、仕事を"再定義"し、人生後半をより幸せに、より意味のある豊かな時間に変えていくための支援。私がこれからの人生をかけて取り組みたいことなのです。人の温かみや人との絆を感じながら、希望を持つことが恥ずかしいことじゃない、あたりまえの明るい社会を残したい。テクノロジーの進化が加速する今だからこそ、人と人との深いつながり、心からの対話、誰かを想いやる気持ちこそが、私たちの社会を支える確かな土台になると信じています。

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企業でのさまざまな経験、キャリア支援の専門的知見、AIやDXへのチャレンジ、そして人を笑顔にする力を総動員して、ひとりひとりの"働く"と"生きる"の創造的な再設計に寄り添うこと。

これが、私のパーパスです。